韓国鉄道 撮影地ガイド

最終更新:2023.5

 

 

韓国の鉄道は日本とは違い、駅にはスクリーン式ホームドア、沿線は防音壁で覆われていて撮影地が非常に少なくなっています。

そこで、韓国で撮り鉄を始めてみたい方向けにホームドアや防音壁の影響を受けないお手軽撮影地を紹介していきます。

 

※韓国の鉄道は軍事施設として扱われている場合があります。軍用列車など撮影に注意が必要な列車・施設が存在するのでご注意ください。

      

 

1,ソウル首都圏電鉄


【龍山駅】용산 ヨンサン

被写体 : 首都圏電鉄1号線 南行

場所 : 龍山駅6番ホーム先端

順光 : 夕方

 

ソウル駅から2つ隣の駅にある都心のお手軽撮影地。

1号線の中でも特に列車本数が多い区間にあり、広いホームで安全に撮影が楽しむ事が出来る。


ソウル駅からのアクセスは1号線各駅停車で約5分。




【永登浦駅】영등포 ヨンドゥンポ

被写体 : 首都圏電鉄1号線北行 京仁急行・特急電車のみ

場所 : 永登浦駅 4番ホーム先端

順光 : 午前中

 

東仁川-龍山を結ぶ急行電鉄を午前順光で撮影が出来る。

各駅停車は別のホームに入るので撮影不可。


ソウル駅からのアクセスは1号線の各駅停車で約15分。




【道峰山駅】도봉산 ドボンサン

被写体 : 首都圏電鉄1号線 南行

場所 : 道峰山駅 2番ホーム先端

順光 : 午後

 

1号線北部の撮影地、貨物列車も稀に撮影可能。

末端区間のため列車本数は都市部よりも少なめ。

信号機や柱などの障害物が多く一見すると撮影不可なように見えますが、上手く回避できる隙間があります。


 ソウル駅からのアクセスは1号線の各駅停車で約45分。




【漢大前駅】한대앞 ハンデアプ

被写体 : 首都圏電鉄4号線(安山線)北行

場所 : 中央駅 3番ホーム先端

順光 : 正午〜午後早め

 

首都圏電鉄4号線の安山線区間にある撮影地。

西武線マニアに人気なソウルメトロ4000形はこの路線で走っている。

隣の中央駅でも同じ構図で撮影出来るので、先客がいてキャパが埋まっていた場合はそちらへ移動しよう。

 

ソウル駅からのアクセスは4号線の各駅停車で約60分。

 

 

 

 

 

     

2,一般列車(ソウル近郊)


【九老~加山デジタル団地】

구로〜가산디지털단지 クロ〜カサンデジタルダンヂ

被写体 : 京釜線下り、KTX下り、電鉄1号線南行

場所 : 加山デジタル団地駅から徒歩10分

順光 : 午後

 

世界的有名撮影地、通称“九老IC”

ソウル市内では貴重な沿線撮影地で、高速道路のICと線路の間に遊歩道がありその付近での撮影となります。

複々線の内側はムグンファ号等の一般列車と高速鉄道KTXの共用区間。外側線は首都圏電鉄1号線が走行します。

 




【洗馬駅】세마 セマ

被写体 : 京釜線上り、首都圏電鉄1号線北行

場所 : 洗馬駅 1番ホーム先端

順光 : 無し(終日逆光)

 

複々線アウトカーブ撮影地。

内側線は一般列車、外側線は首都圏電鉄1号線が通過します。

35mm換算で400mm程度の望遠レンズが必要です。


ソウル駅からのアクセスは1号線の各駅停車で約75分。




【細柳駅】세류 セリュ

被写体 : 京釜線下り ソウル→釜山方面
場所 : 細柳駅 1番ホーム先端
順光 : 午前中

複々線区間の内側線を走る長距離列車をストレート構図で撮影が出来る。

ソウル駅からのアクセスは1号線の各駅停車で約60分。




【清州駅】청주 チョンジュ

被写体 : 忠北線 堤川方面行き

場所 : 清州駅 ホーム先端

順光 : 夏場の午前

 

貨物列車の本数が多い忠北線の撮影地。

長大編成の貨物が次々と通過していきます。


ソウル駅からのアクセスはKTXと忠北線ムグンファ号を五松駅で乗り継いで約90分。

太田市(東横イン有り)に宿泊する場合は、太田駅からムグンファ号で約45分。



     

3,釜山都市圏

【巨堤へマジ駅】거제해맞이 コジェヘマジ

被写体 : 東海南部線 両方向撮影可

場所 : 巨堤へマジ駅ホーム

順光 : 北行きは早朝、南行きは午後


東海南部線と東海電鉄線の共用区間で撮影出来る駅。

釜山地区は京釜線と東海南部線の2路線がありますが、京釜線のローカル駅は停車列車が無い時間帯はホームが封鎖されるのでICカードで常時ホームに入れる東海南部線がオススメ。



 


【亀浦駅】구포 クポ

被写体 : 釜山交通公社3号線 水営行き

場所 : 亀浦駅 水営方面ホーム先端

順光 : 無し

 

釜山地下鉄3号線をアウトカーブで撮影出来る駅。

ホームドアのガラス越しに撮るので安全な撮影地だ。

 

 


※注意

・ソウル首都圏電鉄にICカードで乗車する場合、改札内に滞在できる時間は5時間までです。

・一般列車(長距離列車)のホームには改札が無く自由に立ち入れますが、有効な乗車券を所持していない場合は入場券が必要だと思われます。入場券は自動券売機で無料で発券できます。

 



※2023年5月追記

・中央線 永川-乾川は新線移転で撮影地が消滅したため項目を削除しました。

・長項線 広川-青所はフェンスが設置されたため項目を削除しました。

・長項線 礼山は電化されたため項目を削除しました。

・中央線 万鍾は線路付け替えのため在来線列車が経由しなくなったため項目を削除しました。