伊予鉄南予バス 磯崎線

2020年


愛媛県大洲市の伊予長浜駅から大洲·八幡浜市境の磯崎までを結ぶ伊予鉄南予バス“磯崎線”


路線延長は約10kmと短く、土休日は全便運休、更に起点のJR長浜駅自体が特急の通らないローカル線区ということもありあまり注目されない路線だ。

しかしこの路線は昭和生まれの貴重なバスが今もなお現役で運用されている。


愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式
愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式


国道を外れた旧道区間にある集落を行く古参車両1561号。


集落内に設置されたバス停では意外にも多くの乗降があり、需要の多さを感じさせられる。

特に朝の長浜行きは殆どの座席が埋まるほどの混雑で通学需要が旺盛なのだろう。



愛媛22か1913 U-RJ3HJAA 1991年式
愛媛22か1913 U-RJ3HJAA 1991年式


集落内はかなりの狭隘路。

バス1台がギリギリ通れるかどうかの区間もあり乗りごたえ抜群だ。

かつて伊予鉄南予バスには多くの狭隘路線があったものの路線の削減が進んだ今では貴重な光景となっている。

起伏が多い地域なので上から見下ろして撮影が出来る区間が多いのも嬉しいポイント。



愛媛22か1912 1991年式 U-RJ3HJAA
愛媛22か1912 1991年式 U-RJ3HJAA
 愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式(土砂崩れに伴う迂回運転)
愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式(土砂崩れに伴う迂回運転)


国道区間は整備された2車線道路。

“夕やけこやけライン”と呼ばれ、伊予灘の絶景を眺めることが出来る。

集落内では慎重に走っていたバスも国道に出ると快走していた。



愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式
愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式

バスは長浜を出ると国道378号線を西進し、集落付近は旧道へ、集落が終わると国道へ復帰、また集落が近づくと旧道へ、、、というように国道と旧道を行き来しながら磯崎へ向かう。



愛媛22か1913 U-RJ3HJAA 1991年式
愛媛22か1913 U-RJ3HJAA 1991年式

山道風の区間へ
集落の狭隘路、海沿いの国道、そして山道と変化に富んだ車窓を楽しめむことが出来た。



磯崎線の車両紹介

愛媛22か1912 U-RJ3HJAA 1991年式
愛媛22か1912 U-RJ3HJAA 1991年式


磯崎線の主力は1991年式のU-RJ。1911、1912、1913号車の3台が所属している。

角型2灯の前照灯を備えていて、1912号車のみ前灯上部にRainbowエンブレムが残されている。



愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式
愛媛22か1561 P-RJ172BA 1986年式


かつて主力車両だったP-RJ172BA

現在は1561号車のみが残されているが出番は少ないそう。

元々は伊予鉄バスで活躍していた車両で、2019年に伊予鉄南予バスへ導入されていた。



伊予鉄南予バス 磯崎線

2020年07月訪問

2020年11月再訪

2021年11月再訪