宗谷バス(礼文島)

2020年10月訪問

2021年08月再訪


北海道、稚内沖に浮かぶ日本最北の離島である礼文島。

この最果ての島では、かつて東京で走っていたバスが余生を送っている。


▲東急バス中古のエアロスター。現在は離島の生活路線を支えている。
▲東急バス中古のエアロスター。現在は離島の生活路線を支えている。


銀色車体に赤帯を巻いた首都圏ではお馴染みの東急バスカラー。

東急エリアから遠く離れた礼文島でも同じ塗装のまま活躍している。


この島でバスを運行する宗谷バスは2009年まで東急グループだったこともあり、東急バスからの中古車を塗装を変えずに走っている。

東急グループから離脱した現在もその色は健在だ。



▲原野に通された道を突き進む。
▲原野に通された道を突き進む。


内陸に入って行くと原野の中を突き進む光景を見ることが出来る。

北海道らしい風景であるが、北海道本土にはこのような場所を走る路線バスは中々無く礼文島ならではの光景だ。


路線バスで使用される車両は東急カラーのエアロスターとエルガが主力。

東急バスとして大都市で走っていた当時の装いのまま活躍している。



▲海岸線ギリギリまで険しい崖が切り立っている。これぞ礼文島の風景!
▲海岸線ギリギリまで険しい崖が切り立っている。これぞ礼文島の風景!


断崖絶壁の道を走るラッピング車両。

この車両は東急時代は新横浜-溝の口第三京浜経由で結ぶ直行バスで使われていた。

直行バスとして毎日自動車専用道路を快走していた車両が、今では絶景のローカル路線で使われているというのは感慨深いものがある。



▲断崖絶壁の狭隘路を走るバス。背後の巨岩は桃の形に似ていることから「桃岩」と呼ばれている。
▲断崖絶壁の狭隘路を走るバス。背後の巨岩は桃の形に似ていることから「桃岩」と呼ばれている。


断崖絶壁! 東急バスが走っていた首都圏の都心部とは似ても似つかない光景だ。



▲山道を行く2階建て豪華バスのエアロキング。
▲山道を行く2階建て豪華バスのエアロキング。

路線タイプの車両が山道を走るだけでなく、2階建ての巨大なバスも山道を突き進んでいた。
狭い道、迫り出した巨岩、原野に引かれた狭隘道路を走る2階建てバス。楽しい要素が詰め込まれていた。


▲東急の観光バス色(マーキュリーカラー)を纏ったエアロクイーン。
▲東急の観光バス色(マーキュリーカラー)を纏ったエアロクイーン。
▲スコトン岬と香深を結ぶスコトン線。礼文島東海岸を縦断する路線だ。
▲スコトン岬と香深を結ぶスコトン線。礼文島東海岸を縦断する路線だ。
▲香深と元地集落を結ぶ元地線。集落内では狭隘区間を通過する。
▲香深と元地集落を結ぶ元地線。集落内では狭隘区間を通過する。

礼文島内の路線はスコトン線、元地線、知床線の3路線がある。(その他季節限定運行の路線もあり)

3路線とも海岸線沿いを走る絶景路線で乗るのも撮るのも楽しいだろう。
なお、運行本数はあまり多くないので注意が必要だ。



車両紹介

▲旭川230あ708 三菱ふそうエアロスター PJ-MP37JK
▲旭川230あ708 三菱ふそうエアロスター PJ-MP37JK


東急バスから移籍してきたエアロスターノンステップ。

礼文島の車両は殆どがこのような都会的な低床バスだ。

前乗り前降り方式のため中扉は使用されていない。

これらの車両の導入によって古いトップドアのブルーリボンは全て引退している。



▲旭川230あ683 三菱エアロスター KL-MP35JM
▲旭川230あ683 三菱エアロスター KL-MP35JM

東急バス在籍時はワンロマ車として人気を集めていた683号車はメトロ窓、ハイバックシートを備えた観光顔のエアロスター。
礼文島をPRするラッピング車両となっている。


▲旭川230あ743 三菱エアロキング MU612TX
▲旭川230あ743 三菱エアロキング MU612TX


一大観光地である礼文島には観光タイプのバスも多い。

三菱ふそう製のエアロバスが大半を占めているが、2階建てのエアロキングも1台在籍している。



路線バス、観光バス共に東急バスの面影を感じられる礼文島に皆さん一度訪れてみては如何でしょうか?