2022年8月更新
今回は新千歳空港で働くランプバスを紹介します。
ランプバスとは空港の搭乗口と旅客機の間で乗客を運ぶバスのことで、新千歳空港ではJAL、ANA、スカイマーク、CAST、ウイングサービスがそれぞれバスを保有しています。
各社共にとにかく個性的な車両を揃えていて他では見られない車両ばかりです。
今回はANA・JAL・CAST・ウイングサービスが保有しているランプバスの一部を紹介していきます。
ANA新千歳空港 MB-11C
ANA最古参はフルフラット構造のキュービックノンステップ。
客室よりも後にエンジンを配置してノンステップエリアを広く取っているため、後部にデッドスペースがある特徴的なリアスタイルとなっています。
こちらは東京モーターショーにサンプルカーとして出品された個体で、排ガス規制記号(KC-)の無い大臣認定車です。
ANA新千歳空港 MB-16C
いすゞ ジャーニーJ
大型バス達に混じって小型バスも活躍しています。
リエッセに見えますが日野からOEM供給を受けたいすゞ車です。
ANA新千歳空港 MB-17C
主力車両のLV234
乗降扉が左右両側に配置された大変珍しい車両で、前扉は2枚折戸、左中扉は引戸、右中扉は4枚折戸になっています。
ANA新千歳空港 MB-19C
こちらのKV234も左右両側に扉があります。
同じ仕様の車両が複数在籍しているようです。
ANA新千歳空港 MB-23C
1台限定のオレンジ帯が入っているエルガ。
前述のLV234とは違い車両右側には扉はありません。
ANA新千歳空港 MB-25C
続いてJALの車両を紹介します。
JALグランドサービス No,012
日産ディーゼル UA [U-UA440NSN]
JALのランプバスとして使われているUAシャーシの西工58MC_E型。
メッキグリルが時代を感じさせますね。このような車両も日本では殆ど見かけなくなりましたが新千歳空港では2021年1月現在も現役です。
元はJAS(日本エアシステム)のランプバスとして使われていた車両だと思われます。
JALグランドサービス BUS-SPK2
JALグランドサービス BUS-SPK725
ドア側の写真はありませんが3扉のMP。
成田空港等でよく見かけるタイプの車両です。
JALのランプバスは制限エリア外からは見えない場所を走ることが多いので中々全容を把握することが出来ていませんが他にも何台かいるようです。
続いてCASTのランプバスを紹介します。
CAST BS-08
1996年式のブルーリボンワンステップ。
本州のバス事業者から移籍してきた車両です。
続いてウイングサービス(ウイングバス)の車両です。
ウイングサービス WS-01
ウイングバスという名前で構内輸送を担当するウイングサービス。
最若番車両は全国的にも数を減らしているPPEE、フルフラットノンステップの車両です。
ウイングサービス WS-02
ウイングサービス WS-03
ウイングサービス WS-07
元相鉄バスのエアロスターワンステップ。
車内外に移籍前のステッカーが残っています。
ウイングサービス WS-08
いすゞ LV [KL-LV280L1]
元相鉄バスのいすゞ+新7Eです。
車内外に移籍前のステッカーが残っています。
他の車両と異なり行先表示はLED表示となっています。
ウイングサービス WS-12
ウイングサービス WS-13
元尼崎市交通局のエアロスターノンステップ。
前方のデンソー製クーラーが特徴的な車両です。
車内は移籍元のキャラクターで溢れていました。