2024年5月
你好!2024年のゴールデンウィークは中華人民共和国へ渡航しました。
目的は人民鉄路の東風型機関車と高速列車を撮影すること。初めての中国鉄なので今回は都市部で肩慣らしすることにしました。
ということで、まずは北京に乗り入れる路線の中でも比較的ローカル気味な京承鉄路を撮影することに。
京承線貨物列車を撮影。
逆光方向の貨物列車が1時間に数本の頻度で走っていましたが、順光方向は1時間に1本来るかどうか。しかも単機回送も多かったので撮影効率は悪かったのですが、なんとか順光カットをモノに出来ました。
万里の長城の上から京承線に1往復のみ残る非空調の慢車を俯瞰撮影。
観光地なのでカメラを構えていても不自然ではなく、北京でも有数の安全な撮影地でした。
撮影地 : 京承铁路 密云北 - 小唐庄
百度地図 : 白河城市森林公園
※公園内にある万里の長城から俯瞰撮影が可能。
火車で行く場合は密云北站から徒歩20分
高鉄で行く場合は密云站からバス+徒歩で30分
最後に市郊列車をトラディショナルアングルで決めました。
東風シリーズの中でも製造数が少ないDF4Cのバリバリ激ブイカットが撮れてご満悦。やはり防音壁が無い路線だとローアン編成写真が狙えて気持ち良いですね。
続いて北京の御堂筋線こと、地鉄八通線へ。
地鉄1号線と直通運転をしている八通線は全線が地上区間。北大阪急行線のように道路の中央分離帯に敷かれた線路を走行しています。
懐かしの北京スタイルを色濃く残す地下鉄電車 DKZ4型や、東京メトロ副都心線に似たSMF04型などなど、車両も個性派揃いでした。
北京での撮影を終えた後は中国東北部の中心都市・瀋陽へ
ここでの目的は中国で最もかっこいいデンシャCRH3を撮影すること。
CRH3はドイツの高速列車 ICE3の技術で作られた車両。復興号タイプの新型高速列車が次々と導入されている現在、初期型のCRHもいつまで第一線で活躍出来るか分からないので、今のうちに撮影していきます。
瀋大線に架かる跨線橋から列車を見下ろす。
地元鉄がいたので何か来るのかと思っていると国鉄特急色DF牽引の怪しい列車が通過。運良く検測列車が撮れてしまいました。
瀋陽での撮影後は大連へ
この街には日本統治時代からの路面電車が走っていて、車両もリニューアルこそされているものの当時のままの姿で走っています。
今回は日本製電車が多く走る201路を中心に撮影することに。
201路を走る大半の車両がこのタイプの旧型車両。全線併用軌道で運行本数も(コルカタよりは)多く、とても楽しい路線でした。
夜になると電飾が光り始めて良い感じの雰囲気に。
せっかくなので電飾と夜景を重点的に狙ってみたかったのですが、夜になるとダイヤがコルカタになってしまい1時間近く間隔が開くこともありました。
大連トラムは素晴らしい被写体でしたが、街を歩いているうちに目の痒み、鼻水、くしゃみ、涙など、花粉症の症状が発生! 日本以外で花粉症になるのは珍しいのですが、半日経った頃にはかなり重度のアレルギー反応が出てしまい薬局に行く羽目になりました。
花粉症をお持ちの方は、大連を訪れる際に時期を選ぶことをおすすめします。