数日間にわたる捜索の末に出会えたのは、オレンジ色の車体が目を引くDMIA 8006号機。昔のプラレールのDD51にそっくりな色をしています。この日はポートクラン線で残土輸送を行っていました。
この車両は6年前にも撮影していましたが、当時と比べるとかなり草臥れた感じがします。
とはいえ、タイに渡った元JR北海道のDD51が維持・整備に苦慮している現状を思うと、マレーシアへ渡った車両が輸出から30年近く経った今もなお稼働しているのは、まさに奇跡的と言えるでしょう。 やはり、日本で早期に廃車され不定期の工臨運用が中心だった車両と、北海道の過酷な環境下で寝台特急の先頭に立ち続けた車両とでは、その後のコンディションの差があるのでしょうか。
DD51 1032
小豆色のDMIA 8005号機にも遭遇。
チキ工臨が走り出しそうな雰囲気でしたが、いくら待っても動き出さず、最終的には引込線に引っ込んでしまいました。
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元タイ国鉄 KP型 |
元クイーンズランド鉄道 |
撮影ガイド
・KVDT2(Klang Valley Double Track Project Phase2)
マレー鉄道のクアラルンプール近郊で実施されている、老朽化した線路を更新するプロジェクト。複線区間を一時的に単線化し、使用を休止した側の線路を新たに敷き直す大規模な工事が行われている。工事期間は2016年から2029年までの見込み。
現在はフェーズ2の段階で、以下の2区間が工事の対象となっている。
・Kuala Lumpur-Port Klang
・Salak South-Seremban
・DD51の運用
DMIAの機関車は各工事区間へのレール、バラスト、残土、枕木などの資材輸送を担っている。車両基地は西海岸線Serendah-Rawang間に位置するが、その他にも各地にある引込線などにも停泊する姿を確認できた。
工事の進捗に合わせた不定期の稼働であるため、まずは始業前に停泊中の車両を探し、動き出すまで近くで待機し、稼働後は列車やタクシーで先回りして撮影しよう。
本線上に停車して豪快にバラストを積むDD51 1137号。懐かしの北斗星色の凸が日本ではありえない作業をしている光景に唖然としました。やっぱりこの色が一番かっこいいですよね。
バラスト散布の様子。散布後はショベルカーを使い手動でバラストを均していく。日中時間帯に旅客列車を運休させずに、その合間を縫ってこれほど大胆な作業を完遂してしまうオペレーションには驚かされます。
2025年、ラオスにもDD51が輸出されました。令和の時代に運行国が拡大するという予想外の展開に加え、なにやらブイな塗装になっているらしい。というわけで、久々にラオスまで足を伸ばしてきました。
ターナレーン発ノンカイ行き2248レを牽引するラオス鉄道L002号。
かつてのユーロライナーを想起させる白い塗装が施され、非常に際立つ外観となっています。
ノンカイ駅構内では、同じく日本から譲渡された元JR西日本の24系客車と並ぶ場面が見られました。かつて日本では引退を待つばかりだった両形式が、異国の地でそれぞれ定期運用を持ち、肩を並べる姿は感慨深いものがあります。
折り返し2249レを撮影。コキ1両と寂しい編成ですが、現在は試験的な運行とのことで、将来の長編成貨物の牽引を期待したいところです。
時刻の目安 (2026年1月)
・2248レ Thanaleng→Nong Khai 10時頃
・2249レ Nong Khai→Thanaleng 11時頃
ラオスのDD51は他の2カ国とは違い、定期貨物列車として運転されている。ダイヤ上は夜間帯の運転であるが、実際には早発が常態化しており、快速148レの続行でターナレーンを出発し、ノンカイ到着後1時間ほどで折り返すことが多く見られる。
















