10-11 Apr. 2021
新型冠状感染症の影響で長らく海外鉄が出来ず暇を持て余していた今日この頃。
福井鉄道でドイツ製トラムの臨時運転があるという話を聞き、久々の海外鉄(?)として北陸の地へと向かいました。
福井の麦畑が広がるエリアを走るGT4形。
ドイツ時代は市街地を走っていたため見ることのできなかった風景です。
GT4形は様々な地域に輸出されましたが、田園地帯を走るのはきっと福井だけでしょう。
往年の装いをそのまま残している車体。
2両目側面に貼られている“WÖSSNER”と書かれているのはドイツの家具店の広告です。(つい先日に潰れたようですが…)
運転席にもドイツのものが数多く残されています。
特徴的な形のマスコンは力行19段、制動16段と国産車よりも細かいものとなっています。
座席は2+1列のクロスシート配列。
モケットは土佐電気鉄道に移籍した際に交換されているのでドイツ時代のものではありません。
シュタッドバーンの路線図がそのまま残されていたりと芸が細かいです。
市街地では併用軌道を走ります。
軌道部が石畳なのがちょっと海外っぽい…?
いつかドイツ製自動車を借りて並走させて写真を撮ってみたいです。
というわけで1年ぶりの海外鉄を楽しんできました。
今回はドイツ旅行ということでパスポートを持参したのですが空港でのパスポートチェックはありませんでした。
日本もシェンゲン圏内になったのでしょうか…?