2022.4
伊予鉄バスには狭隘路線が多い。
住宅街の狭い路地を走る路線、国道から切り離された旧道を経由する路線、山奥の未整備道路を走る路線などなど…
そんな数多くの路線の中でも有数の狭さを誇るのが川内管内海上線だ。
海上線は愛媛県東温市の横河原駅から滑川渓谷付近にある海上(かいしょう)まで所要約40分の路線。
そのうち落出-海上の約15分間がとにかく狭く、道幅はバス1台がギリギリの大きさ。
所々ガードレールすらない区間も…!
春先には菜の花や桜を楽しむことが出来る。
道路脇に流れる河川の名前は滑川(なめがわ)
滑川に沿って走る当路線は滑川線と呼ばれることもあるとか。
海上線と滑川線、どちらが正式名称なのかは分かりません…。
伊予鉄バスのローカル路線あるある“バス停の場所が分かりにくい”は海上線も例外ではない。
上記の桜口停留所はバス停を示すポールなどは無く、路肩に生えている樹木に時刻表が括り付けられているだけ。
おまけに木々が生い茂っていて時刻表が埋まりかけている。
他にもガードレールに時刻表を貼り付けているだけの滑川停留所などなど、見つけづらいバス停が多数存在している。
海上線では主に日野のレインボーHR(E尺)とポンチョの2車種が運用される。
ダイヤは2022年4月現在、平日は4.5往復、土休日は全便運休だ。
(なお、1563号車は普段は海上線で運行していません。)