ジャカ鉄

 [インドネシア]

2023年7月撮影


日本の中古電車を撮影すべくジャカルタに行ってきた。


1日目


撮影初日はチカラン線のブカシ方面へ


205系BUD143編成
205系BUD143編成
6000系6116F
6000系6116F
205系BUD82+81編成
205系BUD82+81編成



まずは205系と営団6000系をローアンかぶりつき構図で撮影。

チカラン線ブカシ以遠は沿線の建物も少なく編成写真が撮りやすい。

ただし、大半の列車はブカシで折り返してしまうため列車本数はかなり少なめ。



CC206 13 19 + 客車12両
CC206 13 19 + 客車12両
CC201 89 01 + 客車10両
CC201 89 01 + 客車10両



ジャカルタに向かう長距離列車たち。

チカラン線の末端区間では客レと電車が線路を共用しているため同じ構図で撮影出来る。(ジャカルタ近郊は複々線で分けられている。)

インドネシアの長距離列車はステンレス製の新型客車が大半で、鋼製の旧型客車はこの日の1本しか見かけなかった。


 

撮影地 : チカラン線 𝖢𝗂𝖻𝗂𝗍𝗎𝗇𝗀 - 𝖳𝖺𝗆𝖻𝗎𝗇

※順光になるのは太陽が北側に来る季節のみ

 





昼間はタンジュンプリオク線を撮影するためカンプンパンダンへ

05系110F
05系110F

ここでの狙いは引退目前と噂される営団地下鉄05系
故障が相次ぐこの車両は短距離・低速運転のタンジュンプリオク線限定で運用されている。


 

撮影地 : タンジュンプリオク線 𝖪𝖺𝗆𝗉𝗎𝗇𝗀 𝖡𝖺𝗇𝖽𝖺𝗇

上りホーム先端

 




8003F
8003F


タンジュンプリオク線を撮影した後、ボゴール線に向かうと最古参車両の東急8000系に遭遇。

この車両に乗って次の撮影地へ向かった。





午後の撮影地はボゴール線のチャワン駅周辺
205系DP31編成
205系DP31編成

さっそくやってきたのは残り僅かとなった旧塗装。
ピカピカの新塗装とは対象的でかなり草臥れている。


205系DP83+DP64編成
205系DP83+DP64編成
205系BOO72編成
205系BOO72編成
6118F
6118F
8618F
8618F


3編成しかいない東急8500系も無事に撮影出来た。

前面は東急時代と同じような塗り分けで、ジャカルタで最も新塗装が似合う車種だと思う。

 

 

撮影地 : ボゴール線 𝖢𝖺𝗐𝖺𝗇𝗀 - 𝖳𝖾𝖻𝖾𝗍

𝖦𝗈𝗈𝗀𝗅𝖾 𝖬𝖺𝗉 :  -6.2383587, 106.8586090

 

 



夜はマンガライ駅へ

205系DP31編成
205系DP31編成
8604F
8604F
8003F
8003F


マンガライ駅はバルブ撮影にピッタリな撮影スポット。

ホーム上には東急車を追い求めるマニヤが集結していて、特に最古参の8003Fが到着した時はまるで日本のように雛壇が形成されていた。

 


撮影地 : ボゴール線 Manggarai駅構内

上り列車(コタ行き)の8両・10両編成が撮影可能。12両編成はホーム先端まで行くのでバルブ不可。

 

 



2日目



中古電車が並ぶジャカルタコタ駅。左から営団6000系、東急8500系、JR205系
中古電車が並ぶジャカルタコタ駅。左から営団6000系、東急8500系、JR205系

朝はコミューターラインの主要ターミナル、ジャカルタコタ駅へ
日本製電車が次々とやってくるので夢中になって撮影していた。


昼は南武線ならぬナンボ線へ
205系BOO69編成
205系BOO69編成

唯一の単線区間を走る205系
南武線は2時間に1本しか列車が来ないコミューターライン随一の閑散線区。
列車編成も短いだろうと思い8連まで収まりそうな場所を探してみたところ、予想外の10連でやってきたため列車後部が見切れてしまった。
もっと後ろの立ち位置に行って雑草を整えれば入りきるかも…?
 

撮影地 : 南武線 𝖢𝗂𝖻𝗂𝗇𝗈𝗇𝗀 - 𝖢𝗂𝗍𝖺𝗒𝖺𝗆

𝖦𝗈𝗈𝗀𝗅𝖾 𝖬𝖺𝗉 :  -6.4568047, 106.8011601

 



午後はボゴール線のデュレンカリバタ駅周辺へ
8003F
8003F

ようやく東急8003Fの走行写真を撮影。
車齢50年超えの激古電車ですが訪問中は3日間とも終日運用に就いていた。


205系DP147+DP148編成
205系DP147+DP148編成
205系DP31編成
205系DP31編成

 

警笛乱打・ライト点滅で通過した205系旧塗装
運転士が怒ってるのかと思い肝を冷やしましたが、よく見てみると乗務員室扉からグッドサインが…!どうやらノリのいい運転士が乗っているだけらしい。

 

撮影地 : ボゴール線 𝖯𝖺𝗉𝖺𝗋 𝖬𝗂𝗇𝗀𝗀𝗎 𝖡𝖺𝗋𝗎 - 𝖣𝗎𝗋𝖾𝗇 𝖪𝖺𝗅𝗂𝖻𝖺𝗍𝖺

𝖦𝗈𝗈𝗀𝗅𝖾 𝖬𝖺𝗉 :  -6.2577869, 106.8540503

 

 

 

205系BUD25編成
205系BUD25編成


移動中に発見した西大井構図。

湘南新宿ライン西大井-武蔵小杉の有名撮影地にそっくりな構図が狙える。

駅チカ、本数が多い、屋根あり、コンビニあり、貨物列車ありの激ブイ撮影地だったので天気の優れない日はぜひここで。

 

 

撮影地 : 環状線 𝖡𝖭𝖨 𝖢𝗂𝗍𝗒 - 𝖲𝗎𝖽𝗂𝗋𝗆𝖺𝗇

𝖦𝗈𝗈𝗀𝗅𝖾 𝖬𝖺𝗉 :  -6.2020024, 106.8218956

 


tanjung priok
tanjung priok
05系108F
05系108F


夜は世界的有名観光地 タンジュンプリオク駅を訪問。

僅か1編成のみとなった旧塗装の05系に遭遇出来た。



3日目


最終日はチカラン線複々線区間で駅撮りキッズになってしまった。


205系BUD75+BUD77編成
205系BUD75+BUD77編成
6116F
6116F
205系BUD28+19編成
205系BUD28+19編成
205系BOO128編成
205系BOO128編成


チカラン線はほぼ205系と6000系しか来ないものの12両編成が最優先で投入される路線。日本では見られない超長編成は迫力満点だった。

前面新塗装、側面旧塗装のBOO128編成が特にかっこいい。



撮影地 : チカラン線 𝖢𝖺𝗄𝗎𝗇𝗀駅

上りホーム先端

      


インドネシアの勝手踏切でよく目にする「Hati-Hati(ハティハティ)」    意味はBe carefulと同じ。車内放送や駅構内放送でもよく流れるので耳に残るフレーズだ。
インドネシアの勝手踏切でよく目にする「Hati-Hati(ハティハティ)」 意味はBe carefulと同じ。車内放送や駅構内放送でもよく流れるので耳に残るフレーズだ。



今回は3日間の弾丸旅行だったのでこの後は空港に向かい帰国することに。


インドネシアは初訪問でしたが、列車本数は多く、駅構内の治安は良好、東南アジアでは珍しく野犬を全く見かけずかなり居心地の良い国でした。

夏と冬で太陽の向きが大きく変わる国なので、次はまた別の季節に訪問してみたいものです。