ソウル首都圏電鉄 安山線

[大韓民国]

2023年4月



高架・防音壁・堀割による鉄壁のガードで撮り鉄を寄せ付けない韓国のソウル首都圏電鉄。

駅で編成写真を撮るだけなら容易ですが、沿線撮影地は殆どありません。


とはいえ、せっかく日本風の通勤電車が走っているのだから、日本らしい雰囲気の場所で撮影してみたいもの。

というわけで、ソウルメトロ4号線(安山線)の半月駅を訪問しました。

ここから隣の大夜味駅まで写真を撮りながら歩いてみた。
この区間は韓国の鉄道にありがちな防音壁が無く、築堤を走る電車が綺麗に撮れそうです。


安山線 半月-大夜味
安山線 半月-大夜味


半月駅を出て少し歩くと田畑が広がっていました。
列車で5分ほど進めばビルが立ち並ぶエリアに到着する立地でありながら、この辺りは建物が少なく閑散とした農村地帯が広がっています。
この駅間だけが開発から取り残されていて昔ながらの風景が残っているのです。



撮影地周辺
撮影地周辺
安山線 半月-大夜味
安山線 半月-大夜味



この風景は東京の郊外にありそう。

高架とトンネルだらけのソウル電鉄において、田園地帯は珍しい風景に思えます。




▲首都圏電鉄4号線  ▲東急田園都市線 


この場所を訪れて最初に浮かんだのが東急田園都市線の市が尾-藤が丘。
大都市の中で部分的に残された田園地帯という点が共通しています。
畑の雰囲気も地方部のそれではなく、都市にある畑のような雰囲気が出ています。



安山線 半月-大夜味


跨線橋の上から広角レンズで撮影してみた。

丘陵地帯を通勤新線が貫く様はまるで田園都市線や武蔵野線のよう。


韓国の通勤電車は市街地区間が多く、郊外でも複々線や高架、地下区間が多いためこのような風景は珍しいのではないのでしょうか。