2022年9月訪問
東南アジアの内陸国、ラオスに行ってきました。
バスマニアにとってラオスといえば、ビエンチャン市内を走る京都市交通局からの中古バスでしょう。
京都市バスの古い車両が塗装もそのままに活躍しているのはとても魅力的ですよね。
しかし、今回の訪問目的は京都市バスではありません。
お目当てはラオスの都市間を結ぶ長距離バス。
日本車が主流の市内バスとは違い、長距離バスでは主に韓国製のバスが運用されています。
それも韓国では既に見られない古いバスが沢山!
そんなバスを見るためビエンチャン南バスターミナルを訪問しました。
現代自動車 エアロエクスプレス
Hyundai AEROEXPRESS
バスターミナル到着後、さっそく現れたのがヒョンデ・エアロエクスプレス Hi-Class。
ビエンチャン発パークセー行き、片道15時間の長距離バスです。
実は到着するまでどんな車両が現役なのか全くの未知数だったので、お目当ての車両がいて安心しました。
屋根上に目を向けるととても大きな荷物が積まれています。
こんな荷物を積んで未舗装の山道を走っていくのだから凄い。
それにしてもこの車両、日本でも走っていそうなデザインですよね。
韓国・現代 エアロエクスプレス |
日本・三菱 エアロバス |
それもそのはず。エアロエクスプレスは日本の三菱ふそう製バスのライセンスを受けて製造されているため、かなり似通った車両となっています。
パークセー行きの続行便。
運行会社が違うのかどうかは不明ですが、同じ路線でもバラバラの塗装で走っていることが多いようです。
輸入した中古車の塗装を変えずに走らせているとかでしょうか。
比較的短距離を走るターケーク行き。終点までは片道8時間ほど。
屋根上にはバイクを載せることが出来るようです。
長距離便はそこそこ綺麗ですが短距離便になるとボロボロで草臥れています。
現代自動車 エアロクイーン
Hyundai AEROQUEEN
ヒョンデ・エアロクイーン Hi-Class。
エアロエクスプレスよりも車高が高く、室内には寝台が並んでいました。
屋根にはラッパもついててカッコ良いです。
Vernkham行きでした。(どこ?)
サワンナケート行きのヒョンデ・エアロクイーン Hi-Class。
ハイデッカー車体の屋根上に大きな荷物を積んでいるので車高がとても高くなっています。トンネルが無いラオスならでは。
現代自動車 エアロシティ
Hyundai AEROCITY
レジェンド、登場!
1台のみ動いていたヒョンデ・エアロシティ。
韓国からはとうの昔に引退し、他の東南アジア諸国でも殆ど残っていない車種です。(西隣の国には沢山いそうだけど…)
ラオスでも全廃したと思っていたのですが、ターミナル近くの店で食事をしている最中に突然現れました。お陰で走行写真は撮れず…。
路線バスタイプの車体ですが都市間バスで走っているようです。
やはり屋根上に大量の荷物を積んでいました。
現代自動車 ユニバース
Hyundai UNIVERSE
日本でもお馴染みのヒョンデ・ユニバースも少数ながら活躍しています。
バラバラな塗装だったエアロエクスプレスとは違い、会社ごとに塗装が統一されていました。
このCPS社のキング・オブ・バス塗装はかっこいいですね。
ベトナムから来た国際バス。
ユニバースに似ていますが現代自動車と協力したベトナム企業のタコ自動車が製造した車両のようです。
ベトナムナンバーの車両はこの車両以外も全てピカピカに磨き上げられていて国力の差を感じます。
トヨタ コースター
TOYOTA COASTAR
いすゞ ガーラ
ISUZU GALA
ウドンターニー行きは日本から贈られた車両が使われています。
元・京都市交通局のいすゞガーラ(KC-LV)です。
その他
Others
サワンナケート行きのちょっと古そうなダブルデッカーのバス。
中扉がガタついて閉めることが出来ず、このまま発車していきました。
珍しくピカピカのバスが来た!
と思ったらベトナムナンバーの国際バスでした。
この車両はベトナム企業THACO自動車製。
やはり国力が凄いですね。
以下、ダイジェストとして写真を並べました。
画像をタッチすると説明文が出てくると思います。