2025年5月撮影
欧州遠征、五カ国目は西ヨーロッパの小さな内陸国、ルクセンブルクへ。
神奈川県ほどの国土面積ながら、約250kmに及ぶ鉄道網が整備されていて、なんとその全区間が運賃無料という驚きの交通システムが整っています。
首都のルクセンブルク市内は、断崖や渓谷、坂道が連続する立体都市。
都市の中心部にも関わらず、まるで山間にいるかのような深い谷や高低差のある地形が広がっています。
こうした地形を活かし、俯瞰撮影に適した場所を探ることが、今回の訪問の目的でした。
アルゼット渓谷に架かる石造りのアーチ橋。1862年に完成したこの橋梁は、現在でも列車が頻繁に行き交っており、重厚な高架橋と列車が一枚に収まる絶好の俯瞰ポイント。
まるで深い山間にいるような印象を与えますが、実は首都中心部からわずか数百メートルの場所。
ルクセンブルクにおける最大の特筆点は、すべての公共交通機関が無料なこと。鉄道のみならず、市内バス、トラムに至るまで、チケット不要で誰でも乗車できる。
撮影場所の変更や休憩などで、たった数百メートル移動するだけでも気軽にバスに乗れるのが有り難かった。