函館本線 ラッセル総集2024

 
雪121レ 倶知安
雪121レ 倶知安


北海道のDE15ラッセルといえば宗谷本線と石北本線が有名だが、実は函館本線にも走っている。


主な運行区間は山線(小樽築港-俱知安-長万部)空知地方(岩見沢-滝川-旭川)

深夜帯に走ることもあってあまり目立たない列車ではあるが今では希少となった排雪列車。しかも距離的に札幌からすぐ訪問できる。というわけで今年は函館本線に狙いを定めることにした。

 

 

 

2024年1月13日


今シーズンは暖冬気味で12月中はあまり雪が降らなかったものの、1月になり一気に積雪が増加。

この日は日中に降雪があり、夜間は晴れ予報だったので初めての夜間ラッセル撮影に赴いた。


雪122レ 蘭島
雪122レ 蘭島
雪122レ 余市-仁木
雪122レ 余市-仁木
雪122レ 然別-銀山
雪122レ 然別-銀山

 

初めての山線ラッセルは蘭島・余市・然別で撮影。

山線ラッセルは速度が遅いのと行き違い待ちがあるため、安全運転でも簡単に追い越せるのが嬉しい。

この日の然別発車が今シーズンで最も盛大に雪を掻いている写真になった。

 

 

 

 

2024年1月16日

 

後志地方に大雪警報が発令。 そして山線の旅客列車は終日運休!

これは爆雪ラッセルが期待出来そうなので退勤後に小樽へ直行した。

 

雪122レ 小樽築港-南小樽
雪122レ 小樽築港-南小樽
雪122レ 余市-仁木
雪122レ 余市-仁木


屋根上にもドッサリ雪を載せたラッセルがやってきた。雪掻き具合はまずまずといったところ。

このまま倶知安まで追いかけたい所でしたが、翌日も仕事があるので余市までで撮影終了した。





2024年2月1日


この日もかなりの積雪がありましたが、仕事終わりで疲れ切っていて雪道を運転する気力はゼロ……。

というわけで、列車移動でラッセルを撮影へ。


雪122レ 余市-仁木
雪122レ 余市-仁木
雪122レ 余市-仁木
雪122レ 余市-仁木

 

余市駅から25分ほど歩いた所にある道道36号線のオーバークロスは列車移動でもラッセルを撮影出来るお手軽撮影地。

ラッセルが定時で走っていれば、小樽からの行き帰りの列車も丁度良い時間にあるのでオヌヌメだ。

(ただし、余市始発1957Dはしばしば運休するので帰れなくなるリスクあり)

 

 

 

 

2024年2月4日 岩見沢-滝川 臨時排雪

 

空知地方で大雪が降ると函館本線の電化区間で臨時の排雪列車が走る事がある。

当日はかなりの積雪があったので終電後に岩見沢駅の自由通路で張り込んでいたところ、真夜中にラッセルが動き出した。

 

臨時排雪 岩見沢
臨時排雪 岩見沢
臨時排雪 美唄-茶志内
臨時排雪 美唄-茶志内
臨時排雪 砂川-滝川
臨時排雪 砂川-滝川
臨時排雪 豊沼-奈井江
臨時排雪 豊沼-奈井江

 

複線電化区間を走るDE15。これこそが複線型ラッセルの本質しょう。

山線と違って列車の速度が早い上に、並行する国道は除雪作業の真っ最中。駐車場もほぼ無いので、2人で訪問し運転者と撮影者に分かれて交代しつつの撮影になった

この区間は線路周辺が開けていてオーバークロス以外の撮影地もありそうなので、来シーズンはもう少し開拓していきたい。

 

 

 

2024年2月11日

 

後志北部に大雪警報が出たので山線へ!

 

雪122レ 小樽-塩谷
雪122レ 小樽-塩谷

! !

雪122レ 然別-銀山
雪122レ 然別-銀山

 

𝑮𝑬𝑲𝑰 - 𝑽

ですね!

 

 

 

雪121レ 小樽-南小樽
雪121レ 小樽-南小樽

 

完全に埋まってしまった線路。

この状態でも走れるのだからDE15は凄い。





2024年3月2日


2月後半に入ると日照時間が伸びてきて、山線下りラッセルが長万部周辺のみ明るい時間帯に撮影出来るようになる。

しかし、今年はかなり暖冬気味だったため2月末は雪が殆ど降らず。3月初めに少しだけ降ったので最後のラッセル撮影に赴いた。


雪111レ 二股-黒松内
雪111レ 二股-黒松内



少し雪を掻きそうな程度には積もっていたものの、まさかのフランジャー上げ状態で通過。

この後も終着までウイングとフランジャーを操作している気配が無かったので故障していたのでしょうか。残念すぎる……。




雪111レ 熱郛
雪111レ 熱郛
雪111レ 比羅夫-倶知安
雪111レ 比羅夫-倶知安



倶知安市内に入るとはかなりの積雪があったものの、ウイング閉め&フランジャー上げのまま。

うーん、これは来シーズンの課題ということで。




 

以上で今シーズンのラッセル撮影は終了。

例年は宗谷ラッセルにお熱でしたが、たまには趣向を変えて山線を訪問してみました。

 

 

【撮影地について】

最後に撮影地ガイドを書こうかと思いましたが、夜間のラッセルは駅間の跨線橋であればどこでも撮れるのでやめました。光源が全くない場所でもラッセル近づいてくると作業灯と雪レフのお陰で意外と明るくなります。