シドニートレインズ K型電車(K set) は、1981年に登場した2階建て通勤電車。現行の通勤型電車の中では最も古い世代にあたる。
デザインはとにかくシンプル。切妻スタイルの前面に、コルゲートがびっしり刻まれた側面。
無駄を削ぎ落とした実用本位のスタイルは、まさに“機能美”という言葉がぴったり。
現在は運用が大幅に縮小され、平日のピーク時間帯の T2・T3・T8 系統で運用される。
9月のシドニーは日没が早く、順光で狙えるのは朝ラッシュの時間帯だけ。
早朝の斜光線を浴びながら走るシティサークル行きK setを撮ることができた。
ミュージアム駅は、1926年開業のシドニー最古の地下駅。
構内には当時の広告や駅名標がそのまま残っていて、現代の通勤電車が走る中で、まるで時間が止まったような雰囲気。駅名標も更新されておらず、イギリス統治時代のロンドン地下鉄スタイルが今も残っている。
もうひとつの主役が、NSWトレインリンクのV形電車(V set)。
1970年に登場したインターシティ用の特急型電車で、名前の通り激ブイな電車です。
東急7200系を彷彿とさせるダイヤモンドカットの前面に、銀色のコルゲートボディ。そして24m級の長い車体を持つ、大変おブイなデンシャである。
現在はブルーマウンテンズ線で運用されている。
動態保存の機関車を利用した団臨が運行されるということで Main North Line へ行きました。
ニューサウスウェールズ州を代表する特急 XPT。英国国鉄HSTをベースとした高速気動車で、長距離列車の主力として長年走り続けています。
V set置き換え用の韓国製二階建て特急型電車 D set。御堂筋線30000系をデカくしたような見た目で意外とかっこいい。
動態保存車のチャギントンが牽引する団体臨時列車。ブルドックと呼ばれる英国スタイルの機関車です。クラシックな雰囲気が大変おブイでした。