バンコクの日野レトロバス



東南アジア屈指の大都会、タイの首都バンコク

この都市には日本メーカー製のバスが多数走っている。


その中でも、日野 AK176 は特にレトロな外観をしていることで有名である。

懐かしきウイングエンブレムを掲げたレトロバスを求めてバンコクを訪問した。



BMTAバンコク大量輸送公社 日野AK176
BMTAバンコク大量輸送公社 日野AK176



バンコク大量輸送公社(通称:BMTA)が運行しているAK176は、赤バスと呼ばれる非冷房のバスとして走っている。運賃は全区間均一で8バーツ(約30円)。


現在BMTAは中国製新型バスの導入を進めていますが、日本メーカー製の赤バスもまだまだ第一線で活躍中。

今日もバリアフリーとは無縁なツーステップ車が環境に悪そうな黒煙を上げて走っている。




モノコックバスのようなリベット留めの外板が渋い
モノコックバスのようなリベット留めの外板が渋い



AK176は日野自動車が海外向けに製造したシャーシ「AK」シリーズのひとつ。

運転席の下にエンジンがあるキャブオーバーの大型バスで、タイ製のボディを架装している。


その古めかしい外観から、80年代前半のバスのように見えてしまうが、実際は1991年製造開始なので見た目ほど古いわけではない。

しかし、同時期に製造された三菱RP118やいすゞMT111よりも引退のペースが早いので乗車・撮影はお早めに。





クロントゥーイ車庫にて
クロントゥーイ車庫にて



AK176を見るならクロントゥーイ車庫がオススメ

バスターミナル(Khlong toei bus terminal)併設の車庫で、乗り場から構内を眺めることが出来る。

主に三菱製と日野製の赤バスが配属されている。


バンコクのバスは路線ごとに車両メーカーが固定されている事が多いので、写真の系統で待っていれば沢山の写真が撮れるだろう。




走行風景


中華街門とAK
中華街門とAK
バンコクの中華街、ヤワラー通りを走る
バンコクの中華街、ヤワラー通りを走る
セブンイレブンとAK
セブンイレブンとAK
駅チカでAKが撮れるランシット車庫。ただし車両数はクロントゥーイ車庫の方が多い。
駅チカでAKが撮れるランシット車庫。ただし車両数はクロントゥーイ車庫の方が多い。
リアフラッシャーは日本でも採用されているタイプ
リアフラッシャーは日本でも採用されているタイプ


    ▼関連記事